再び。素人は素人なりに考えてみる。
突拍子も無いのは、ご勘弁。
被災地に行かせてもらい、感じたことは、
とにかく強烈な津波の破壊力だった。
恐ろしいまでの水の力。果てしない圧力。
むしろ、地震の揺れによる被害より、
津波による被害の大きさに、今までの認識の甘さを猛烈に感じた。
果たして、いつかまた、この同程度の津波が再びやってきたら・・・
苦労して努力して、やっと片付けたトコに、
また瓦礫とヘドロが押し流されてくるのだろうか。
そう思うと空恐ろしく、たまらなくなった。
この津波を防ぐ巨大で強靭な防波堤を作ることが、今の日本に作ることが出来るのだろうか。
復旧は、もとに戻す。
復興は、新たに立て直す。
だとすれば、復旧して、同じ地区に同じように家を建て、再び津波に襲われたら・・・
それは避けなければならない。
ならば、復旧ではなくて復興だ。
もし、
津波を防ぐことが出来ないなら・・・
津波と共存・・・共生するしか無いのだろうか。
いや。
明日か、来年か、10年後か、100年後か、500年後か、必ず津波はまた来るのでしょう。
同じ海岸線にまた家を建てたなら、
もしかしたら、子どもや孫の代に、津波による、同じ苦しみを味あわせるなら、
やはり、
新たな土地に、新たに町を作るのが正しい判断のような気がする。
もし、
「津波はまた来る」の前提で生きていくなら。
居住、教育、商業は、高台に移設するしか無いのだろう。
もしろん、商業地区も、高台へ。
田老のように、海にも、陸上にも、防波堤を何重につくり。
前後の防波堤に囲まれた海岸線と平行の地区には、公園帯や防風林帯をつくり。
海岸線と平行に走る道路は、盛土で堤防の機能を持たせ。
内陸に向く道路は、幅広く作り、避難路としての機能を持たせ。
とにかく、海抜20m以下の土地には、海岸線から3km以内には、生活施設を作らないようにする。
しかし、
港は・・・海辺に作るしか無い。
いっそ、沈む前提で港を作るか・・・
いや、逆に、
浮く港を作るのはどうだろう。
震災後、何度も津波の映像を見たが、映画等でよく観る津波のような・・・高くそり立つモノには見えなかった。
むしろ、あれよあれよという間に水面が上昇し、海から溢れ、陸に流れこんできた風に見えた。
そう、まるで火にかけ膨らむ餅のように・・・水面が膨張してるように見えた。
ならば、
ぷかぷか浮く港なら、津波が来ても、上昇下降する水面に合わせて浮かび、
津波を受け流し・・・被害は最小限に抑えられるのではないだろうか。
と思ったりする。
このタイプなら。引き波で外洋への瓦礫の流出も防げるかも知れない。
ただ、時化や台風だと、常に揺れて・・・
あ、いや。漁師なら。その手の揺れは慣れてるか。。。
そっか、
普段は、海底から伸びる脚に固定し、
津波が来たら、
ホバークラフト的に・・・ポンプを動かし、圧縮空気を送り込んで、
構造物下部に取り付けた空気袋を膨らまし、浮かせればいいのか。
こんな感じで。
水面に合わせて浮いてしまえば。これなら、被害って、結構減ったりしないだろうか。
そういえば、羽田空港の新滑走路だって、沖縄の普天間の代替の辺野古のV字滑走路だって、浮きはしないけど・・・埋立ではない、自立式のブロック型巨大な建造物だ。
今の日本なら、
なんか、出来るような気がする。
と、素人は素人なりに、いろいろとそんな事を考えながら。
東京は平和で・・・気が抜けて、今日も・・・やたら眠い(-_ゞ ネムネム
でも、防波堤で囲われて、水平線も見えないような海辺って、
情緒も風情も、欠片もないかもしれない。
町を分断する巨大な防波堤なんて、人の行き来が薄くなって、生活圏が小さくなって。ちょっと不便かも知れない。
なんとも、難しいです。
ホント。
※JUGEMからBloggerへの、再投稿です。
0 件のコメント:
コメントを投稿