2011年5月8日日曜日

素人は素人なりに。浮かぶ港。

復興について。

再び。素人は素人なりに考えてみる。

突拍子も無いのは、ご勘弁。


被災地に行かせてもらい、感じたことは、
とにかく強烈な津波の破壊力だった。

恐ろしいまでの水の力。果てしない圧力。

むしろ、地震の揺れによる被害より、
津波による被害の大きさに、今までの認識の甘さを猛烈に感じた。


果たして、いつかまた、この同程度の津波が再びやってきたら・・・

苦労して努力して、やっと片付けたトコに、
また瓦礫とヘドロが押し流されてくるのだろうか。
そう思うと空恐ろしく、たまらなくなった。


この津波を防ぐ巨大で強靭な防波堤を作ることが、今の日本に作ることが出来るのだろうか。

復旧は、もとに戻す。
復興は、新たに立て直す。

だとすれば、復旧して、同じ地区に同じように家を建て、再び津波に襲われたら・・・
それは避けなければならない。


ならば、復旧ではなくて復興だ。

もし、
津波を防ぐことが出来ないなら・・・

津波と共存・・・共生するしか無いのだろうか。

いや。
明日か、来年か、10年後か、100年後か、500年後か、必ず津波はまた来るのでしょう。

同じ海岸線にまた家を建てたなら、
もしかしたら、子どもや孫の代に、津波による、同じ苦しみを味あわせるなら、
やはり、
新たな土地に、新たに町を作るのが正しい判断のような気がする。


もし、
「津波はまた来る」の前提で生きていくなら。


居住、教育、商業は、高台に移設するしか無いのだろう。

もしろん、商業地区も、高台へ。
田老のように、海にも、陸上にも、防波堤を何重につくり。

前後の防波堤に囲まれた海岸線と平行の地区には、公園帯や防風林帯をつくり。

海岸線と平行に走る道路は、盛土で堤防の機能を持たせ。

内陸に向く道路は、幅広く作り、避難路としての機能を持たせ。

とにかく、海抜20m以下の土地には、海岸線から3km以内には、生活施設を作らないようにする。

しかし、
港は・・・海辺に作るしか無い。
いっそ、沈む前提で港を作るか・・・
いや、逆に、
浮く港を作るのはどうだろう。


震災後、何度も津波の映像を見たが、映画等でよく観る津波のような・・・高くそり立つモノには見えなかった。
むしろ、あれよあれよという間に水面が上昇し、海から溢れ、陸に流れこんできた風に見えた。
そう、まるで火にかけ膨らむ餅のように・・・水面が膨張してるように見えた。

ならば、
ぷかぷか浮く港なら、津波が来ても、上昇下降する水面に合わせて浮かび、
津波を受け流し・・・被害は最小限に抑えられるのではないだろうか。
と思ったりする。




このタイプなら。引き波で外洋への瓦礫の流出も防げるかも知れない。

ただ、時化や台風だと、常に揺れて・・・
あ、いや。漁師なら。その手の揺れは慣れてるか。。。

そっか、
普段は、海底から伸びる脚に固定し、

津波が来たら、
ホバークラフト的に・・・ポンプを動かし、圧縮空気を送り込んで、
構造物下部に取り付けた空気袋を膨らまし、浮かせればいいのか。



こんな感じで。
水面に合わせて浮いてしまえば。これなら、被害って、結構減ったりしないだろうか。


そういえば、羽田空港の新滑走路だって、沖縄の普天間の代替の辺野古のV字滑走路だって、浮きはしないけど・・・埋立ではない、自立式のブロック型巨大な建造物だ。


今の日本なら、
なんか、出来るような気がする。


と、素人は素人なりに、いろいろとそんな事を考えながら。
東京は平和で・・・気が抜けて、今日も・・・やたら眠い(-_ゞ ネムネム

でも、防波堤で囲われて、水平線も見えないような海辺って、
情緒も風情も、欠片もないかもしれない。

町を分断する巨大な防波堤なんて、人の行き来が薄くなって、生活圏が小さくなって。ちょっと不便かも知れない。

なんとも、難しいです。
ホント。


※JUGEMからBloggerへの、再投稿です。

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